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山陰・北陸、日本海沿いの旅8(天橋立編) [きまま旅]

豊岡駅には数分遅れで到着しました。

ここで京丹後鉄道に乗り換えるのですが、これがあまりにも乗り換え時間がありません。
時間がなさ過ぎて、JRを途中下車して京丹後鉄道の改札から入り直す余裕はなさそうです。

もう半分諦めようかと思いましたが、ホーム中ほどに乗り換え専用口があるのを発見!
しかもどうやら発車を待ってくれているみたいです。
後で清算するための紙を受け取り、急いで列車に向かいます。
京丹後鉄道の発車ホームが少し離れているので少し駆け足。

やはり乗り換え待ちをしてくれていたようで、私が乗り込むとすぐに発車しました。
ε-(´∀`*)ホッ

こうしてローカル線であっても遅延していくのでしょうね。
でも逆にこうして待ってくれるところがローカル線のいいところでもあります。


なんとか乗り込めたのは、12時ちょうど発の京丹後鉄道・観光列車「あおまつ号」
(これは天橋立駅に到着時に撮ったものです)
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車内は木をふんだんに使った内装で、いかにも観光列車なデザイン。
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ちなみに、この列車にはアテンダントさんが常務しており車内販売もしております。

1両編成の車内は観光客で結構混んでいましたが、窓側を向いた席になんとか座れました。
あおまつ号は普通に利用できるので、高校生だったりビジネスマンだったり観光客がごちゃまぜ。


さぁお待ちかね、ここまで大事に持ってきた「かにめし」で昼食にします。
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ですが、、
となりに座っていた観光客カップルが「かにめし」にものすごい食いついてきたのですよ。
(もちろん実際に食べられたわけではなく、興味津々の意味です。あたりまえだけど)

台湾か中国かわかりませんでしたが、中国語でものすごい勢いで話しているのです。
意味は分かりませんでしたが、なんとなくこんな感じ。

「ねぇ、見て! かにの駅弁だよ! 入れ物がかにの形してるあるよ!」
「うそ、かにのハサミ入ってるよっ!! あれ、どこで買えるあるか!?」
「日式駅弁! かに美味しそうアル!!!」
(あくまでブログ主の想像です)
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そこまでガン見されて食いつかれると、なんだかとても食べにくいのですけど・・
でもアベ鳥取堂のかにめしは、カニの身もたっぷり入っており大変美味しゅうございました。
確かに隣の人がぱかっとあけたら、私もガン見しない自信がない..
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観光列車だけあり、ところどころでアテンダントさんが観光案内をしてくれます。
車窓にはかぶと山
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食後は少し甘いモノが欲しいですね。
車内にカフェがあるので、京丹後鉄道の丹後カフェオレを買いました。
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と、またもやお隣さんが、

「わ!このメニューのコーヒー牛乳アル!」
「すごい美味しいそうアル!!」
「牛の絵かいてあるし♪ うけるアル〜」

しつこいですが、ブログ主の勝手な想像です。

いま考えると少しコミュニケーション取ればよかった。
ブランクのある北京語が通用するとは思えないけど..


そんなこんなで、車内は中国語が乱れ飛ぶ感じでしたが、殆どは途中の与謝野駅で降りていきました。
あれ!? 天橋立には行かないの??
もしかしてディープ日本を旅するツワモノ観光客御一行様だったのか?


かくして、ぺらい観光客であるブログ主はベタに天橋立駅で降りるのでした。
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13:33発、たんごリレー3号(網野行)が発車していきます。
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天気は良くありませんが、なんとか雨は降らずにもってくれています。
せっかく来たので、展望台のある天橋立ビューランドまで行ってみましょうか。

天橋立駅を出たら右へ
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200mほど進んだら路地を右へ
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線路を渡るとビューランドのモノレール乗り場に到着。
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天橋立駅にもコインロッカーがありますが、こちらにもコインロッカーがありました。
でもまあ電車組は駅のコインロッカー使ったほうが楽ですけど。


展望台まではモノレールかリフトで行けます。
否、モノレールかリフトでないと行けないです。
徒歩で登ることはできないので、必ず往復チケット(850円)を購入する必要があります。

昇りのリフトからは海が背中側になってしまうので、行きはモノレールを選びます。
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モノレールとリフトは、好きなほうを選べます。
リフトはすぐ乗れますが、モノレールは発車時間が決められています。

小さい2両編成のモノレール、貸し切り状態。
このときは薄日も差していたのですけどね。
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仮に徒歩で登れたとしても、歩いては登りたくないな~
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6〜7分で頂上に到着します。
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おぉっ、天橋立だ!!
よく写真でみるやつと同じだ!(当り前だけど)
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幅20~170m、全長約3.6kmの天橋立は完全に陸続きになっているわけではなく、こちら側の付け根部分は繋がっていません。ですが橋では繋がっているので、レンタサイクルで渡ることもできます。
天気がよくて時間があれば自転車で渡ってみたかったです。

え、股のぞきですか?
やりましたよ、当然。
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他にやってる人が見当たらなかったから、ちょっと気が引けたけど。。
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本当だ!海と空が逆に見え・・

ませんでした(残念)
感受性が低いのか、ひねくれているのか..

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展望台のレストランにあるテラス席で一休みしていると、雨が降り出してしまいました。
しかも降り方がどんどん強くなってくる。
山から下りるかしばらく待機するか迷ったのですが、小降りになるのを見計らい下りることに。
しかしこの判断は早急すぎました。
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せっかくだからとリフトで下りることにしたのですが、途中でまた雨が強くなってきました。
リフト乗り場で傘も借りられたのですが、数分だから大丈夫だろうと借りなかったのです。
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リフトに小さな屋根は付いているので上半身はあまり濡れませんが、足はびしょ濡れ・・
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写真では分かりませんが、雨に降られ中・・

リフトから降りてしばらくすると、雨は止みましたとさ。
ちっ!



天橋立駅に戻ってきました。
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この日の宿泊地である敦賀へ移動する算段をしてみます。
JRの乗車券は、山陰・舞鶴・小浜線・北陸線経由

なのでルートは3パターン。( )内は京丹後鉄道の運賃

①宮豊線で豊岡まで戻ってJRに乗り換える(1,200円)
②宮福線で福知山まで行きJRに乗り換える(800円)
③宮舞線で西舞鶴まで行きJRに乗り換える(650円)
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※画像は京丹後鉄道様よりお借りしました。

JRの乗車券を無駄なく使おうとすると①なのですが、これだと反対方向へ戻ることになるし時間もかかる。なりより切符代が一番高い。
時間的にも費用的にも一番ロスが少ないのは③番。
もったいないけど豊岡ー西舞鶴間の乗車権(券ではなく)は捨てて、ルート③を選択します。


京丹後鉄道の通常車両
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15:22発、宮舞線直通の西舞鶴行が到着しました。
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若狭湾を見ながら一路舞鶴へ。
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由良川を渡ります
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東雲駅
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この車両は使われているのだろうか?
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定刻16:01、西舞鶴に到着します。
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小浜線の始発駅でもある東舞鶴へは、JR舞鶴線で1駅。
しかし接続が悪く、30分以上の待ち時間が発生。
でも東舞鶴で敦賀行に連絡する列車みたいなので、ここが最後の乗り換え待ちになるはず。
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待っている間にも雨が激しくなり、風も強いため雨がホームの中程まで入ってくる始末..
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仕方ないので、丹鉄側のコンコースで雨宿り。
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東舞鶴に着くと、すでにホームに入線している小浜線の敦賀行き普通列車に乗り込みます。

西舞鶴から乗ってきた電車は帰宅途中の高校生でかなり混み合っていましたが、そのまま小浜線に乗り継ぐ乗客は少なく、かなり空いた状態で定刻16:42に発車します。
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この日の舞鶴の日没は16:47。
雨ということもあり外はほとんど見えなくなりました。


列車はいつの間にか福井県へと入り、若狭、小浜、美浜と聞いたことのある地名を進んでいきますが、すでに窓の外は真っ暗で何もわかりません。

東舞鶴から約2時間かかって18:34に終点の敦賀駅に到着しました。
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敦賀駅は2024年の北陸新幹線延伸を見据えての改良工事がおこわなれている最中です。
一足先に真新しい連絡通路ができていました。
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開業を待ちわびる期待感がにじみ出ています。

小浜線の見所案内も。
みどころいっぱい!小浜線沿線の旅
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なるほど、それは魅力的ですね。

しかし、北陸本線の大阪・米原方面や福井・金沢方面に比べると圧倒的に少ない小浜線の時刻表。
7:49の次は11:18まで、3時間半も空いている・・
みどころはいっぱいかもしれませんが、みどころにいっぱいは行けないと思う。
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いつものように、途中下車のスタンプを押してもらって改札を出ます。
駅から出るとびっくり。
駅前は新たに整備されたのか、真新しい屋根付きの広い歩行者通路が続いています。

北陸新幹線延伸の準備は万端。
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この日の宿は、駅そばにあるルートイン
もしかしてこのまま雨に濡れずにホテルまで行けるのでは?
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ま、それはちょっと考えが甘かったです。ホテル前の道路部分には屋根がなかった・・
それでも傘をささずにホテルの向かいまで行けたのは助かりました。
傘は持っていたのですが折り畳みなので仕舞うのが面倒で。

駅前スペースも再開発されたのか、デザイン性の高い建物と芝生広場で構成されており、天気が良ければさぞ気持ちよさそうな空間です。
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2022年秋にできたという、出来立てほやほやの複合施設otta(オッタ)
反対側(撮影側)にも飲食店などが入っている新しい建物があり、ここで夕食にします。

入ったのは、丼屋 荘兵衛さん
できたばかりの施設なのでまだ新しくて気持ちいいお店です。
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では、カウンターで
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注文したのはセイコ丼
セイコ蟹がまるまるのっている丼です。
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セイコ蟹(セコ蟹)はズワイガニのメス。金沢だと香箱蟹とか呼ばれますね。
なんでも福井に来たら食べないといけないものらしいので。
ちょっとお高いのですけど..

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