山陰~北陸・日本海沿いの旅2(到着編) [きまま旅]
あと少しで岡山に到着するというアナウンスで目を覚ましました。
静岡辺りまでは起きていたのですが、いつの間にか眠っていました。
適度な揺れと、一定間隔で響くレールの継ぎ目の音が思いのほか心地よく、あたかも
それが催眠効果を生むのかぐっすりと眠れました。
途中何度か、駅に停車したなぁ、と目を覚ましましたが、総じて快適に眠れました。
もしこれを再現できるベッドがあれば、不眠の人にそこそこ売れるのではなかろうか?
窓の外はもう少しで夜明けを迎える時刻。
岡山に近づくにつれ、白み始めた空に建物のシルエットがだんだん増えていきます。
乗客が眠っている間も夜通し走り続け(乗務員が運行してくれていたわけですが)、
6時27分、定刻に岡山駅到着
ここで乗務員は交代するようです。
と、乗客がバラバラっとホームに降り立ち、列車中央のほうへ急いで移動していきます。
お目当てはこれ!
ここ岡山駅で「サンライズ瀬戸」と「サンライズ出雲」の切り離し作業が行われるのです。
わりと素速く切り離されるので、ドアが開くと同時にみんなダッシュしていくのです。
すでに左側の「サンライズ瀬戸」の貫通扉は閉まっていました。
岡山到着前から、車内通路での瀬戸側と出雲側の行き来はできなくなります。
なので間違えて違う方面の編成に移動してしまった場合は(そんな人いないと思うけど)
この岡山駅でホームを使って急いで戻らないとならないのです。
サンライズ出雲の貫通扉も閉まりました。
ガチャンという音と共に列車が切り離されます。
サンライズ瀬戸はそのまま停止することなく、高松・琴平へ向け岡山駅を発車していきます。
なのでこの切り離し作業を見ることができるのは、サンライズ出雲の乗客だけなのです。
とはいえ、こちらもあまりゆっくりとはしていられません。
サンライズ瀬戸を追うように、サンライズ出雲もすぐに発車します。
切り離し作業の見学や記念撮影をしていた乗客たちも三々五々自分たちの車両へ戻ります。
しかし、ホームで記念撮影していた女子達よ、ガウン姿でホームに出るのはいかがなものか..
部屋に戻るとほぼ同時に、サンライズ出雲も動き出しました。
06時34分 岡山駅を発車
06時47分 倉敷駅に到着(ホームのデザインが倉敷っぽいです)
この日は日曜日ということもあり、ホームに人影はほとんどありません。
倉敷から先、サンライズ出雲は山陽本線から伯備線へと入り、一路米子を目指します。
山陽自動車道をくぐり
山陽新幹線の鉄橋の下を通過し
伯備線は岡山県内は高梁川に沿ってうねうねと山あいを北上、中国地方を横断します。
平地がほとんど無く、ひたすらカーブと勾配なのでかなりゆっくり走行します。
およそ特急列車とは思えない速度です。
しかし、きれいな川だなぁ
倉敷から高梁川沿いに走ること30分。
久しぶりに少し大きな町が見えてきました。
7時15分、備中高梁(びっちゅうたかはし)駅に停車
ここでやっと伯備線の太平洋側(倉敷)と日本海側(米子)の1/4くらいです。
先は長い・・
倉敷を発車して1時間ちょっと。
姫路から中国山地の真ん中を走ってきた姫新線との接続駅でもある新見駅に7時43分着。
ちょうど伯備線の中間地点。
中国山地のど真ん中にして近辺でも一番大きな町のようです。(写真は無いけど・・)
その新見を過ぎると列車は西川に沿って進みます。
このあたりで朝食にしましょう。
前夜に東京駅のホームで買ったサンドイッチとコーヒー飲料。
7時54分、備中神代(びっちゅうこうじろ)駅に停車
ホームの反対側からは、備後落合、三次を通って広島まで行く芸備線が出ています。
中国地方はローカル線でのんびり旅するのも面白そうですね。
備中神代から次の上石見までの間が、伯備線でも一番山深い区間なのでしょうか。
列車は一段とスピードを落として走行していきます。
山の天気は変わりやすいのか、雨だったり日が差したり忙しい天気です。
8時10分、上り列車との行き違いのため上石見駅に停車。
すでに県境を越え、鳥取県に入っています。
ほとんど直線らしい区間は無く、列車は常に右へ左へとカーブしていきます。
相当きついカーブなのでしょうか、車輪が絶えず音を立てています。
11月下旬。山々の紅葉も終わりかけでしょうか?
伯備線は単線なので、すれ違いのため山あいの名も知らぬ駅に停車します。
分水嶺を過ぎたため、蛇行して日本海へ注ぐ日野川を何度か渡ります。
8時44分、待ち合わせのため江尾駅に停車。
倉敷を出てちょうど2時間くらいです。
江尾駅を出ると少しずつスピードが上がり、特急列車らしくなってきます。
日野川と国道181号線(出雲街道)と並走しながら、米子までもうひと踏ん張り。
やっと山を下りたのか、天気も回復してきました。
途中、進行方向右手に大山が望めるとの車内アナウンスが。
しかし、私の部屋からは反対側になるので見えません。
部屋から出て乗降ドアの窓から眺望を楽しみます。
標高1709m。残念ながら今回の旅では行くことはありませんでしたが、一度近くで見たい。
雲で全然見えていませんが。。 (>_<)
サンライズ出雲は伯耆大山駅で伯備線から山陰本線へ入ります。
平野に出ればさすがに特急列車、スピードにものを言わせあっという間に米子に接近。
米子到着は9:03
米子駅にはまだこんなターンテーブル式の機関庫が現役であるのですね。
そして9時30分ジャスト、宍道湖の東の畔、松江に到着。
さすが山陰地方最大の都市だけあり、多くの乗客が下車していきました。
そのまま手を振って見送ってくれる方も。
松江を出ると宍道湖に沿って進みますが、残念ながら自分の部屋からは見えません。
宍道湖の西の端、宍道(しんじ)駅に到着します。
この駅は備後落合まで行く木次線の始発駅でもあります。
さあ、いよいよ出雲平野に入ってきました。
寝台特急サンライズ出雲の旅もあとわずか。
9時59分、終点の出雲市駅に到着です。
距離にして950km、約12時間の乗車でしたけど、なぜだか無性に名残惜しい。
ここまで無事に連れてきてくれたサンライズエクスプレス
ちなみにこのサンライズエクスプレスのカラーですが、車体上部の赤は朝焼けを、
下半分のベージュは朝靄をイメージしているそうです。
まさしくこの記事の岡山での朝焼けと伯備線での朝靄の写真そのものでございますね。
静岡辺りまでは起きていたのですが、いつの間にか眠っていました。
適度な揺れと、一定間隔で響くレールの継ぎ目の音が思いのほか心地よく、あたかも
それが催眠効果を生むのかぐっすりと眠れました。
途中何度か、駅に停車したなぁ、と目を覚ましましたが、総じて快適に眠れました。
もしこれを再現できるベッドがあれば、不眠の人にそこそこ売れるのではなかろうか?
窓の外はもう少しで夜明けを迎える時刻。
岡山に近づくにつれ、白み始めた空に建物のシルエットがだんだん増えていきます。
乗客が眠っている間も夜通し走り続け(乗務員が運行してくれていたわけですが)、
6時27分、定刻に岡山駅到着
ここで乗務員は交代するようです。
と、乗客がバラバラっとホームに降り立ち、列車中央のほうへ急いで移動していきます。
お目当てはこれ!
ここ岡山駅で「サンライズ瀬戸」と「サンライズ出雲」の切り離し作業が行われるのです。
わりと素速く切り離されるので、ドアが開くと同時にみんなダッシュしていくのです。
すでに左側の「サンライズ瀬戸」の貫通扉は閉まっていました。
岡山到着前から、車内通路での瀬戸側と出雲側の行き来はできなくなります。
なので間違えて違う方面の編成に移動してしまった場合は(そんな人いないと思うけど)
この岡山駅でホームを使って急いで戻らないとならないのです。
サンライズ出雲の貫通扉も閉まりました。
ガチャンという音と共に列車が切り離されます。
サンライズ瀬戸はそのまま停止することなく、高松・琴平へ向け岡山駅を発車していきます。
なのでこの切り離し作業を見ることができるのは、サンライズ出雲の乗客だけなのです。
とはいえ、こちらもあまりゆっくりとはしていられません。
サンライズ瀬戸を追うように、サンライズ出雲もすぐに発車します。
切り離し作業の見学や記念撮影をしていた乗客たちも三々五々自分たちの車両へ戻ります。
しかし、ホームで記念撮影していた女子達よ、ガウン姿でホームに出るのはいかがなものか..
部屋に戻るとほぼ同時に、サンライズ出雲も動き出しました。
06時34分 岡山駅を発車
06時47分 倉敷駅に到着(ホームのデザインが倉敷っぽいです)
この日は日曜日ということもあり、ホームに人影はほとんどありません。
倉敷から先、サンライズ出雲は山陽本線から伯備線へと入り、一路米子を目指します。
山陽自動車道をくぐり
山陽新幹線の鉄橋の下を通過し
伯備線は岡山県内は高梁川に沿ってうねうねと山あいを北上、中国地方を横断します。
平地がほとんど無く、ひたすらカーブと勾配なのでかなりゆっくり走行します。
およそ特急列車とは思えない速度です。
しかし、きれいな川だなぁ
倉敷から高梁川沿いに走ること30分。
久しぶりに少し大きな町が見えてきました。
7時15分、備中高梁(びっちゅうたかはし)駅に停車
ここでやっと伯備線の太平洋側(倉敷)と日本海側(米子)の1/4くらいです。
先は長い・・
倉敷を発車して1時間ちょっと。
姫路から中国山地の真ん中を走ってきた姫新線との接続駅でもある新見駅に7時43分着。
ちょうど伯備線の中間地点。
中国山地のど真ん中にして近辺でも一番大きな町のようです。(写真は無いけど・・)
その新見を過ぎると列車は西川に沿って進みます。
このあたりで朝食にしましょう。
前夜に東京駅のホームで買ったサンドイッチとコーヒー飲料。
7時54分、備中神代(びっちゅうこうじろ)駅に停車
ホームの反対側からは、備後落合、三次を通って広島まで行く芸備線が出ています。
中国地方はローカル線でのんびり旅するのも面白そうですね。
備中神代から次の上石見までの間が、伯備線でも一番山深い区間なのでしょうか。
列車は一段とスピードを落として走行していきます。
山の天気は変わりやすいのか、雨だったり日が差したり忙しい天気です。
8時10分、上り列車との行き違いのため上石見駅に停車。
すでに県境を越え、鳥取県に入っています。
ほとんど直線らしい区間は無く、列車は常に右へ左へとカーブしていきます。
相当きついカーブなのでしょうか、車輪が絶えず音を立てています。
11月下旬。山々の紅葉も終わりかけでしょうか?
伯備線は単線なので、すれ違いのため山あいの名も知らぬ駅に停車します。
分水嶺を過ぎたため、蛇行して日本海へ注ぐ日野川を何度か渡ります。
8時44分、待ち合わせのため江尾駅に停車。
倉敷を出てちょうど2時間くらいです。
江尾駅を出ると少しずつスピードが上がり、特急列車らしくなってきます。
日野川と国道181号線(出雲街道)と並走しながら、米子までもうひと踏ん張り。
やっと山を下りたのか、天気も回復してきました。
途中、進行方向右手に大山が望めるとの車内アナウンスが。
しかし、私の部屋からは反対側になるので見えません。
部屋から出て乗降ドアの窓から眺望を楽しみます。
標高1709m。残念ながら今回の旅では行くことはありませんでしたが、一度近くで見たい。
雲で全然見えていませんが。。 (>_<)
サンライズ出雲は伯耆大山駅で伯備線から山陰本線へ入ります。
平野に出ればさすがに特急列車、スピードにものを言わせあっという間に米子に接近。
米子到着は9:03
米子駅にはまだこんなターンテーブル式の機関庫が現役であるのですね。
そして9時30分ジャスト、宍道湖の東の畔、松江に到着。
さすが山陰地方最大の都市だけあり、多くの乗客が下車していきました。
そのまま手を振って見送ってくれる方も。
松江を出ると宍道湖に沿って進みますが、残念ながら自分の部屋からは見えません。
宍道湖の西の端、宍道(しんじ)駅に到着します。
この駅は備後落合まで行く木次線の始発駅でもあります。
さあ、いよいよ出雲平野に入ってきました。
寝台特急サンライズ出雲の旅もあとわずか。
9時59分、終点の出雲市駅に到着です。
距離にして950km、約12時間の乗車でしたけど、なぜだか無性に名残惜しい。
ここまで無事に連れてきてくれたサンライズエクスプレス
ちなみにこのサンライズエクスプレスのカラーですが、車体上部の赤は朝焼けを、
下半分のベージュは朝靄をイメージしているそうです。
まさしくこの記事の岡山での朝焼けと伯備線での朝靄の写真そのものでございますね。
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