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能登へ行かんかいね(1) [車]

シビックFL1の長距離テストを兼ねて、能登半島へ行ってみました。

なぜ能登なのか?

それは是非とも車で行きたい場所があったからなのですが、それについては追々。

それよりも、千葉方面から能登へ行こうとすると高速を利用しても所要6時間はみておかないとならないようです。(まあ普通は車で行こうなんて思わないだろうけど)

ちなみに東京から富山までは北陸新幹線で2時間。
なるほど、これならよほどのことが無ければ新幹線をチョイスしますよね、普通は。

しかし、今回FL1で行くことに意義があるのです。

いや、意義なんて大したものはないか..


車で行く場合、市川の高谷JCTを起点とすると次の2ルートが候補になります。

Aルート(赤):外環道-関越j道-上信越道ー北陸自動車道
Bルート(青):首都高-中央道-長野自動車道-上信越道-北陸自動車道
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赤ルートは北陸新幹線をなぞるようなルートです。

どちらにしても、千曲あたりの更埴JCTから上越JCTへ回り込むような形になるのが嫌ですよね。
だって無駄に遠回りしするようじゃないですか。
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しかしこれを避けようとすると、中央道の岡谷JCTから名古屋方面へ南下し、中津川、多治見を通って美濃から東海北陸自動車道経由で北上するルートを取らなければなりません。
青のライン、南からぐるっと迂回するルートですが、余計に遠回りです。
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そう、この高速空白エリアは槍ヶ岳、乗鞍岳、御嶽山など、日本を代表する峰々が鎮座しているので、現時点では高速道路が無いのです。


しかし、地図をよく見ると、あるではないですか、道が。

松本から岐阜の高山へ抜ける一般道が。
紫色のルートですね、国道158号線。
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しかも、長野県と岐阜県の県境は安房トンネルという有料道路があるので、一番きつい峠道は回避できそうです。同乗者がいるので、つづら折りの峠道はできれば回避したいのです。

これであれば距離も短縮できるうえに高速代も浮いて一石二鳥です。
いや、よく考えると時間はだいぶかかると思うので一石二鳥ではありません。
時間をとるかコストをとるかです。

まあいいや、ひとまずルートは決定しました。
初日の目的地は能登半島の付け根、高岡に設定します。
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では出発!

いつものように首都高湾岸線から11号台場線、都心環状線内回りで中央高速へ。
平日ウィークデイということもあり、それほど渋滞もなく八王子JCTを抜けられました。

談合坂SAで一回目の休憩をとり、一路中央道で松本を目指します。
平日ということもあり中央道下りはス~イスイ
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とかなんとか言っていると、韮崎の先で工事渋滞につかまります..
上り線を使っての片側1車線対面通行です。
(例によって記事は数ヶ月遅れで書いていますので、現在は大丈夫と思います)
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八ヶ岳を通過。
ちょっと雲が多いですかね。
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諏訪湖SAを通過

本当は右手に諏訪湖が見えるはずなんだけど..

スポーツカーを除いた実用車では近年まれな車高の低いシビックFL1。

なかなか湖面が見えず。
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車の運動性能を得る代わりに、失うものは眺望でした..

諏訪湖の先、岡谷JCTで長野自動車道へ分岐します。
中央道はこの先で急転直下、南へ反転して名古屋方面へ。
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快適だった高速もそろそろ終了。
松本ICで高速を降ります。
途中の休憩と思わぬ工事渋滞でここまで4時間を費やしました。
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さて、ここからが1日目の佳境
国道158号線、通称野麦街道の峠越えです。

なになに、高山 91km!? ヒエーッ!
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途中、バスの集まる駐車場がありました。
松本からこの野麦街道に沿って走る、松本電鉄上高地線の終点、新島々駅です。
ここからバスに乗り換えて上高地方面へ行くのですね。
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新島々は、しんしましまと読むそうですが、ここを過ぎるといよいよ山々が迫ってきます。
線路と入れ替わるように、梓川が道路に沿うように流れます。
上流へ向かい、一路西へ
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途中の「道の駅風穴の里」で2回目の休憩です。
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ちなみに現在地はここ
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松本から高山へのルートのまだ1/3を過ぎたところ..

先は長い..

真の佳境はここからです。

いよいよ山深くなってきます。
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でも、道路はわりと整備されているので案外走りやすかったです。

ですが、このあたりからトンネルが多くなってきてトンネル内は幅員が狭い。
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しかも、松本と高山を結ぶ主要国道なので、わりと大型車も多いんです。
うわー、前方から大型トラック
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なんかところどころ新しい道路を作っていたので、将来的にはもっと走り易くなるのかも。
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れれっ!?
トンネル内なのに前方に分岐??
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あろうことかトンネル内で分岐があり間違えて左側へ行こうとしてしまいました。
たまたま前方にバスが走っており、バスが曲がったほうへ付いて行ったのが正解。
いや、危ないところだった。
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ナビは稼働させていたのですが、なんかこの辺りはGPSも拾えないせいか不安定でしたね。

トンネル内分岐があったのは、梓湖のすぐ手前にある入山トンネル。
でも後からよく見ると、トンネル入り口の標識に書いてありました。
「トンネル内分岐」と..
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いや、あたりまえなのですが標識は良く見ないとだめですね。


入山トンネルを抜けると、突然視界が開けます。
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これは、気持ち良い~!
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ここはダムの突堤がそのまま国道になっているのですね。
SUVのような車高があれば抜群の眺望が望めそうですが、残念ながらFL1では..
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そしてその先も再びトンネル。
いよいよ日本の屋根といわれるエリアを横断していきます。
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バスをペースメーカーにしつつ、ぐんぐん標高を上げて行きます。
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バスも大型トラックも側壁ギリギリ
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いつの間にかペースメーカはいなくなり、単独行で高山を目指します。
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上高地行きバス乗り場を通過します。
ご存知のように上高地は一般車が乗り入れできません。
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トンネル、橋、トンネル、橋
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梓川があまりにきれいすぎてついついよそ見してしまいますが、安全運転で。
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前走車グループに追いつきました。
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しばらく進むと上高地へのトンネル入口の信号です。
一般車は通行禁止なので、ハンドルを切って急勾配のヘアピンカーブを左へ。
2速じゃないと登りません..
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そして、ついに安房トンネル入り口
自転車は通行禁止です。
制限速度は時速60km/h
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このすぐ右側に旧来の安房峠への分岐があるので、昔の雰囲気でのんびり行きたい場合はそちらへ。まぁ私は頼まれても嫌ですが..

安房トンネルに突入します。
正式には中部縦貫自動車道の安房峠道路。
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トンネルを出た先、岐阜県側にもう一つ湯ノ平トンネルがあるのですが、こちらの安房トンネル内で長野県と岐阜県の県境を通過します。
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この安房トンネルができたおかげで長野と岐阜の行き来がしやすくなったようです。
だってトンネルなかったらこの九折の狭い峠道を延々と走らないといけない。
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この道路ができる前は観光客の多い時期は数時間かかったようですが、それが数分で通過できるのです。日本の土木技術に感謝ですね。

さて、2つ目の湯ノ平トンネルを出ると料金所があります。
ここはNEXCO中日本が管轄なのでETCが利用できます。
通行料金は普通車790円。
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