そうだ イラン、行こう。 [きまま旅]
いくぶん寒さが緩んだとはいえ、夜ともなればまだまだ冷え込む3月初旬。
カタール航空ドーハ往きQR807便は定刻22:30よりも早く、36番
ゲートから誘導路へ向かってゆっくりと動き出した。
すっかり夜も更けた空港内を移動する他の航空機はなく、誘導路の煌びや
かな灯りだけが暗闇に浮かびあがっている。
やがて滑走路にたどり着くと、心の準備をする間もなくエンジンが大きく
空気を吸い込み始める。あぁ、もう引き返すことはできないのだな。
滑走路を包み込む冷たく静寂な空気を轟音で切り裂き、そしてふわっと、
夜の帳のなかをどこまでも上昇していく。
はい、モンガブログです。
小説家気取りで書き始めてみました。(しかし文才の無さを痛感します)
そうだ、イランへ行こう!
ふとした思いつきです。
かれこれ数年前のことですけど。
イラン
イラクや他の中東諸国と混同され「危険じゃないの?」とか「止めとけ!」
などと心配もされましたが、基本的に治安のよい国だと思います。
ただ、ここ最近は国際的な事件があったり、死傷者が出るようなデモなど
も起きているので、少しリスキーな感じはありますね。
外務省の渡航情報も確認して、自己責任でどうぞ。(行かないか・・)
イランは日本のパスポートでも、ビザがないと入国できない国の一つです。
ネットで調べると大使館で取れるとか取れないとか、旅行会社経由なら費
用が高いけど取れるとか、イランの空港でとれるとか情報がまちまちです。
とりあえず在日本イラン大使館に電話をしてみます。
プルルル・・ ガチャ
大使館「!”#$%&’()」 ←たぶんペルシャ語
モンガ「???、もしもーし」
大使館「ハロー、こちらイラン大使館」
モンガ「観光ビザください」
大使館「あなた日本人?」
モンガ「はい、れっきとした」
大使館「ならテヘラン空港でアライバルビザ取れるよ。じゃね。バーイ」
プツッ。ツーツー
モンガ「・・・」
※アライバルビザ=到着時にとるビザ
少し記憶が薄れている面もありますが、まぁこんな感じだったような。
やっぱり現地でビザとれるのか。でも空港でビザが取れなくて苦労した
というネットの書き込みも見かけるよ?
しかし大使館の人が空港でとれると言うのだから信じよう。
とはいえ、あの電話対応なので、一抹の不安は隠せないけど・・
まずはともあれ、成田ーテヘランの往復航空券を入手します。
そしてテヘランからシラーズまでのイラン国内線航空券を、東京にある
イラン航空オフィスから電話とメールでやりとりして購入します。
シラーズという町になにがあるのかといえば、中東の3Pといわれる有名
な遺跡の一つがあります。中東3つのPとは、ヨルダンのペトラ遺跡と、
シリアのパルミラ遺跡、そしてイランのペルセポリス。
恐らく一番有名なのはヨルダンのペトラ遺跡です。
映画「インディ・ジョーンズ」の撮影場所となったことで有名です。
そんなペトラ遺跡に比べ、ペルセポリスは知名度は低いかもしれません。
しかし、なにか無理にでも目的があった方がいいと思い、ペルセポリス
遺跡を見に行くという大義名分(?)を用意したのです。
航空券OK。パスポートOK。初日のホテル予約OK。
よーし、準備は整った。
と思ったけど、大事なものを忘れてた!
じゃーん。地球の歩き方
だってこれが無いと行動できないから。
そしてもう一つ、緊急時用に日本大使館の地図と連絡先を印刷したもの。
これ大事。
かくしてイラン行き当日、急いで仕事を片付けると定時ダッシュで会社か
ら家へ帰り、シャワーを浴びて大急ぎで成田空港へ向かうのでした。
イラン航空は日本への乗り入れを休止しているので、往きはカタール航空
のドーハ乗り換え、復路はエミレーツ航空のドバイ乗り換えです。
夜の成田空港出発ロビーは人も少なく閑散としていますが、手続き関係が
サクサク進みます。カタール航空のカウンターに行きチェックインします。
なんでもビザが無い場合、テヘランで追い返されても文句を言わないとい
う誓約書にサインさせられるようなネット情報もありましたが、特にそん
なこともなく普通に発券してくれました。
まぁビザはどうするのかという質問はされましたけど、「アライバルビザ
をとります」で搭乗OK。
カタール航空QR807便のボーディングタイムは21:30、出発時間は22:30
のはずですが、出国審査を終えて搭乗ゲートへ着くと、ボーディング時間
がなぜか早まっています。
いや違います。なんと、あろうことか出発時間そのものが早まっています。
遅くなるのはわかるけど、早まるって。恐るべし国際線・・
後で知ったのですが、国際線の場合、早めに乗客のチェックインが完了
すると、時間を繰り上げて早めに出発することはよくあるそうです。
そういう訳で冒頭のくだりになるわけです。
カタール航空ドーハ往きQR807便は定刻22:30よりも早く、36番
ゲートから誘導路へ向かってゆっくりと動き出した。
すっかり夜も更けた空港内を移動する他の航空機はなく、誘導路の煌びや
かな灯りだけが暗闇に浮かびあがっている。
やがて滑走路にたどり着くと、心の準備をする間もなくエンジンが大きく
空気を吸い込み始める。あぁ、もう引き返すことはできないのだな。
滑走路を包み込む冷たく静寂な空気を轟音で切り裂き、そしてふわっと、
夜の帳のなかをどこまでも上昇していく。
はい、モンガブログです。
小説家気取りで書き始めてみました。(しかし文才の無さを痛感します)
そうだ、イランへ行こう!
ふとした思いつきです。
かれこれ数年前のことですけど。
イラン
イラクや他の中東諸国と混同され「危険じゃないの?」とか「止めとけ!」
などと心配もされましたが、基本的に治安のよい国だと思います。
ただ、ここ最近は国際的な事件があったり、死傷者が出るようなデモなど
も起きているので、少しリスキーな感じはありますね。
外務省の渡航情報も確認して、自己責任でどうぞ。(行かないか・・)
イランは日本のパスポートでも、ビザがないと入国できない国の一つです。
ネットで調べると大使館で取れるとか取れないとか、旅行会社経由なら費
用が高いけど取れるとか、イランの空港でとれるとか情報がまちまちです。
とりあえず在日本イラン大使館に電話をしてみます。
プルルル・・ ガチャ
大使館「!”#$%&’()」 ←たぶんペルシャ語
モンガ「???、もしもーし」
大使館「ハロー、こちらイラン大使館」
モンガ「観光ビザください」
大使館「あなた日本人?」
モンガ「はい、れっきとした」
大使館「ならテヘラン空港でアライバルビザ取れるよ。じゃね。バーイ」
プツッ。ツーツー
モンガ「・・・」
※アライバルビザ=到着時にとるビザ
少し記憶が薄れている面もありますが、まぁこんな感じだったような。
やっぱり現地でビザとれるのか。でも空港でビザが取れなくて苦労した
というネットの書き込みも見かけるよ?
しかし大使館の人が空港でとれると言うのだから信じよう。
とはいえ、あの電話対応なので、一抹の不安は隠せないけど・・
まずはともあれ、成田ーテヘランの往復航空券を入手します。
そしてテヘランからシラーズまでのイラン国内線航空券を、東京にある
イラン航空オフィスから電話とメールでやりとりして購入します。
シラーズという町になにがあるのかといえば、中東の3Pといわれる有名
な遺跡の一つがあります。中東3つのPとは、ヨルダンのペトラ遺跡と、
シリアのパルミラ遺跡、そしてイランのペルセポリス。
恐らく一番有名なのはヨルダンのペトラ遺跡です。
映画「インディ・ジョーンズ」の撮影場所となったことで有名です。
そんなペトラ遺跡に比べ、ペルセポリスは知名度は低いかもしれません。
しかし、なにか無理にでも目的があった方がいいと思い、ペルセポリス
遺跡を見に行くという大義名分(?)を用意したのです。
航空券OK。パスポートOK。初日のホテル予約OK。
よーし、準備は整った。
と思ったけど、大事なものを忘れてた!
じゃーん。地球の歩き方
だってこれが無いと行動できないから。
そしてもう一つ、緊急時用に日本大使館の地図と連絡先を印刷したもの。
これ大事。
かくしてイラン行き当日、急いで仕事を片付けると定時ダッシュで会社か
ら家へ帰り、シャワーを浴びて大急ぎで成田空港へ向かうのでした。
イラン航空は日本への乗り入れを休止しているので、往きはカタール航空
のドーハ乗り換え、復路はエミレーツ航空のドバイ乗り換えです。
夜の成田空港出発ロビーは人も少なく閑散としていますが、手続き関係が
サクサク進みます。カタール航空のカウンターに行きチェックインします。
なんでもビザが無い場合、テヘランで追い返されても文句を言わないとい
う誓約書にサインさせられるようなネット情報もありましたが、特にそん
なこともなく普通に発券してくれました。
まぁビザはどうするのかという質問はされましたけど、「アライバルビザ
をとります」で搭乗OK。
カタール航空QR807便のボーディングタイムは21:30、出発時間は22:30
のはずですが、出国審査を終えて搭乗ゲートへ着くと、ボーディング時間
がなぜか早まっています。
いや違います。なんと、あろうことか出発時間そのものが早まっています。
遅くなるのはわかるけど、早まるって。恐るべし国際線・・
後で知ったのですが、国際線の場合、早めに乗客のチェックインが完了
すると、時間を繰り上げて早めに出発することはよくあるそうです。
そういう訳で冒頭のくだりになるわけです。
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