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北京へGo(1) [きまま旅]

最近そうでもないのですが、以前よく一人で旅行していたことがあり、写真だけ
たくさん残っているので、忘れないうちに備忘録にしておくことに。
だんだん記憶が薄れていってるので・・

かなり前のことですが、少し興味があって中国語(北京語)を習っていました。
三年ほど習ったけど、結局全然話せるレベルまではならなかったんですけどね。
でもせっかくなので中国に一度は行っておこうと思い、格安旅行会社で一番安い
チケットを購入。地球の歩き方を片手にパスポート握りしめて行ってみました。

なぜ上海ではなく北京か。だって中国といえば、紫禁城と万里の長城でしょう?

旅行時期 2006年12月
為替レート 1元=15円くらいだったと思う

よりによって一番寒い時期に北京。だからこそ航空券が安く購入できるわけですが。


【1日目】
格安チケットだからなのか、成田-北京の一番遅い便、中国国際航空で出発です。
座席は飛行機の一番後ろに押し込まれました。ちょうど機体がすぼまっているので
なんか窮屈だけど、横の席は誰もいなかったので気楽だったかな。

すぐに機内食が出たのですが、前方から配られてくるので、自分のところは一番最
後です。でも回収は逆に後方からみたいで、食事が配られてから5分も経たないう
ちに回収しにきました。
ちょっと、いくらなんでも5分はありえないでしょ。
ぶーすか言って(日本語で)後にしてもらいましたけど。

成田から北京までは約4時間、北京首都机場(空港)に着いたのがPM10:00時頃。
空港から北京站(站=駅です)まではリムジンバスで移動する予定だったので、
急いで入国します。なぜなら、リムジンバスの最終がPM11:00だから。

遅い時間帯なので入国自体は比較的スムーズにいきました。空港の建物から出て
リムジンバスのチケット売り場を探しあてたとき、ふと気が付きました。
人民元(中国元)を持ってない・・
そうです、成田で両替し忘れてました。
慌てて空港ロビーに戻って銀行を探すと、あれ?閉まってる。
向こうもこっちも、なんと銀行が全部閉まってます。(時間が時間だけに当然)

どうしよ。 orz

海外一人旅初心者の自分にはかなり深刻な事態です。
(そもそも一人旅初心者がそんな時間に到着する便で行くなってことですよね)

どうしたものか考えてると、空港の職員らしき人発見!
かくかくしかじかで、日元(日本円のこと)を人民元に交換したいんだけど・・
話が通じて、自動両替機なるものを教えてもらいました。
助かったー!謝謝(シエシエ)

両替も済んで無事に北京站(駅)行リムジンバスに乗車することができました。
この日の宿は北京站近くの格安ホテルを予約してあったので、北京站で降りなく
てはなりません。バスのアナウンスが全然わからないので、勘だけが頼りです。
(当時は英語のアナウンスも表示板も無かったんです。いまはあるのかな?)
大きい駅だろうし、大勢の人が降りるだろうからきっと判るだろうと思って。

えー、結論から言うと、私の勘はまったく頼りにならないことが判明しました。
だって駅前とは思えないくらい周りが暗いし、そこそこ人は降りたけど、まさか
そこが北京站前だとは全然思えなかったんです。

しばらくすると天安門を横切ります。
わーい天安門だ。  ・・・えっ?天安門!?
北京站は天安門の手前のはず。ここで初めて乗り過ごしたことに気が付きました。

北京站の次が終点の西単というのは知っていたのですが、慌てて地図で確認です。
1区間だけど、結構な距離を走るなあと思いつつ、どう戻るか画策していると、
終点の西単に到着です。

バスから降りたとたん大勢の人に取り囲まれ、タクシーカードみたいなのを次から
次に無理やり握らされます。あげく荷物は引っ張られるわ、いやこっちだみたいに
手は引っ張られるわ。なんなの?
地鉄(地下鉄)で行くからと、振りきって歩き出したものの、地鉄は営業終了。

地鉄西単站
beijin103.jpg

この時点で日付がとっくに変わっており、まぁ当然と言えば当然、私は茫然。
仕方ない、歩いていくか。でもだいぶ距離あるよね、天安門も横切ってきたしね。

てくてく、てくてく・・

なんか、北京の街って1区画が大きいのか、歩いても歩いても進んだ気がしない。

てくてく、てくてく、てくてく・・  やっと天安門まで戻れた・・
beijin101.jpg

てくてく、てくてく、てくてくくてくて・・

ふぅ、もう無理です。タクシーで行こう。(最初からタクシーで行けと)

0時を過ぎていますがさすが首都、流しのタクシーが割と簡単に捕まえられます。
タクシーは捕まったけど、運転手さんに地図とか住所を見せてもホテルの場所が
わからないらしく、とりあえず北京站まで行ってもらうことにしました。
駅からほど近いはずなので、そこからは歩いて探そう。

beijin102.jpg
上の写真2枚は後日撮ったものです。
実際、午前0時過ぎはこんなに明るくないし、人も車もいません。


北京站付近の薄暗い場所でタクシーを降りると、またまた取り囲まれます。
どこに隠れてた?ってくらい、サッと囲まれます。
「ホテル?」 いや、ホテルあるし
「タクシー?」 いや、たったいまタクシーから降りたの見てたでしょ?
「〇X△▢」 なんて?

ホテル要らないって!
荷物引っ張るなって!!
あーもう!!! (本当こんな感じ)

なかでも一人だけしつこい人がいて、最終的に困って「不要(ブーヤオ)」って
言ったら、「チッ」って舌打ちされて離れていきました。 (・∀・)あれ?

中国語の先生は不要(ブーヤオ)って普通に教えてたけど、実際はあまりきれい
な断り方じゃないみたい。 それとも言い方がきつかったのかな?

まぁいいや、これで安心してホテル探しができるよ。
印刷してきたホテルの地図を見ながらウロウロ。
あれ?この辺のはずなんだけどな。。ウロウロ、オロオロ、ウロウロ、オロロ。

迷いましたー (;ω;)

地図のバカヤロー、全然あってないじゃん!

このままだと「日本人観光客、迷子のあげく凍死」とか新聞記事になりかねない。
それだけは避けなければ。異国の地でそんな恥ずかしい死に方できない・・
とりあえず駅まで引き返えそう。何かあるかも、観光案内所みたいなものとか。
ま、この時間だから絶対やってないだろうけど。

駅の近くまで戻ってくると、”公安”と書かれた鉄扉を発見。
公安か、ちょっと怖いな~とは思ったものの、もはや背に腹は代えられないので、
ゴンゴンと鉄扉を叩くと扉がギ~と開いて、制服の公安さんが中に招き入れてく
れました。そして親切に道を教えてくれました。「ポリスの近くだよ」って。
(実際は筆談です。あと片言の北京語。ありがとう、こんなおバカ日本人のために)

結局ウロウロ迷ってた場所はかなりホテルに近い場所でした。なんでさっき発見
できなかったんだろう。たしかに警察署のすぐ近くにホテルはありました。
なにはともあれ無事チェックインできてよかった。ありがとう親切な公安のひと。
フロントのお姉さんは英語がダメみたいで、チェックインに少し手こずったけど。

このとき学んだのは、遅く到着するときは名の知れたホテルを予約しておいた方
がいいということ。それとケチらずにタクシー使えということ。海外はタクシー
代安いですからね。(え?あたりまえ?)

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